第16章 インターハイ予選〜秀徳戦〜
『行きません。私の居場所は誠凛高校バスケ部です』
私は彼処で戦いたい
緑間「っ……そうか」
『けど、友達としてなら遊びにいきましょう!』
にこっと笑い大我達が待つ控え室に走った
緑間「……そうだな……だが俺は凛のことを……」
諦めたわけではないのだよ、その声は誰の耳に入らずに雨に消えた
『お待たせしました!』
パタパタとリコ先輩に駆け寄り頭を下げる
リコ「大丈夫って……少し濡れてる?」
『あっ、はい』
ハンカチでササッと拭い水気を取り、控え室のドアを開けた
リコ「さぁ!帰ろっか!」
日向「いや、ちょっとゴメン、マジ待って2試合やってんだぞ。しかも王者」
『ひっ!?』
驚きで声が上がる