第11章 赤司と再会
『あ……赤司……君』
見知った人にジワッと涙腺が緩む
「なんだ?このガキ」
赤司「……僕の連れなんで返して貰おうか」
赤司……君?
何か怖い…
何でイライラしてるの?
「んだと?」
「おい、良いから行こうぜ」
「……チッ」
男の人達は舌打ちをして帰っていった
腕が離されて私はガクンと力が抜けた
赤司「よっと」
崩れ落ちる前に赤司君が受け止めてくれた
赤司「大丈夫か?凛」
『っ……力抜けちゃった…』
ガクガクと体が震える
赤司「遅れてすまなかった…」
優しい手付きで頭を撫でられた