第37章 誠凛高校VS海常高校
黒子「かなり掴めてきました。黄瀬君のプレー傾向は」
降旗「マジかよ!じゃあ上手く行けば…!」
降旗の声に凛が首を振る
『まだ不完全だよ、次のプレー傾向を絞り込むにはもっとよく黄瀬君を見ないと…』
黒子「はい、だからお願いがあります!」
第4Q残り38秒
得点78対77
海常リード
入ってきた誠凛の顔付きは気迫が凄かった
覚悟が決まったようだ
黄瀬はそんな誠凛を見てハッ、と見つめた
ピッとホイッスルが鳴り試合開始の合図
そして走り出した誠凛はラン&ガンを仕掛けてきた
笠松「(どういうつもりだ?この点差と時間なら慎重に攻めるべきだ)」
今必要なのは気合いや勢いじゃない
傍から見たらヤケクソになっている
伊月から木吉へ
木吉は打とうとジャンプするが後出しの権利で日向にパスを渡す
小堀「(スリー!?)」
が、日向はぶつかった時の為タメが浅くなっていた
飛んだ森山を抜かしドライブすると黄瀬に追い付かれる
日向「(くっ!青峰の超速ヘルプ!くそっ!交わせねぇ!取られる!)」