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バスケと儚き少女

第37章 誠凛高校VS海常高校


紫原「あーらら?いきなりやられたね?でもさ、確かに黄瀬ちんのパーフェクトコピーはすごいけど、終盤もう1度使うにしても残り2分に減ったんだし、結局早いか遅いかってだけじゃん」

氷室「いや、そう単純な話でもないさ…試合には流れっていうものがある。奇襲は成功した。そしてその効果は続く。恐らくそれこそ海常の本当の狙いだ」

日向が放ったボールはガコンッとリングに当たり、外れる

日向「(くそ、1秒でも速く差を縮めたい時に!)」

伊月「どんまい、日向!」

日向「あぁ!」

試合を見ながら凛とリコは目を配らせる

伊月「火神!」

ボールを受け取った火神は黄瀬にマークされながら、フルドライブからのフェイダーウェイ
黄瀬と初めてあった時に使った技だ

その軌道は乱れ、リングに入らない

大我「なっ!?」

紫原「室ちんが言ってたのってこう言う事ね」

氷室「あぁ、恐らく誠凛は当初先行逃げ切りを目指したハズだ。ところが実際は予想外の奇襲を受け先行所かいきなり大差をつけられてしまった。一刻も早く点差を縮めたい。だが焦りは攻撃を単調にしミスを呼ぶ…このままだと攻撃はから回る一方だぞ」
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