第35章 灰崎登場
黄瀬「まぁ、そうっスね。名前は灰崎 祥吾。帝光で俺が入部するまではスタメンだった奴っス。そして赤司っちにバスケ部を強制退部させられた選手っスよ。実力はあったけど見ての通り暴力沙汰が絶えず俺とは入れ替わりで姿を消した。はずなんスけど?どういう風の吹き回しっスか?」
黄瀬の問いかけに灰崎は笑った
灰崎「別に理由なんてねーよ。復讐とかでもねぇ、強いて言えばただの暇潰しだ」
その言葉に全員が驚いたが、凛は一人真っ直ぐに灰崎を見つめた
灰崎「バスケなんてどうでもいいが、何か俺が辞めてからキセキの世代とかやたら騒がれるようになったからよ?お前ら5人のうちの一人から、もう一度その座とキセキの世代が大事にしてるお姫様も奪っちまおうって思ってな?」
灰崎はギュッと手を拳にした