第8章 海常高校と練習試合。その後
俺達が頭を上げると
痛々しい…悲しい顔で笑っていた
『実は…テツヤ…黒子君も謝ってくれたんです』
身体の傷は癒えたとしても心の傷は簡単に消えるものではない
親しい人からの傷は特に…
『大丈夫……です……また、前のようには難しいかも知れませんが……此処からまた慣れるようにしますから』
優しさが痛い
黄瀬も感じてるのか俯いたまま顔を上げない
『大丈夫……ですよ……』
雨月は少し歪な笑顔を見せた
黄瀬「……はいっス…」
きっとこれ以上言っても傷付けるだけだ…
緑間 side終