第34章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜

氷室「(本気で中を一人で守るつもりらしいな……タイガ。無茶なところは相変わらずだ。だか、そんなものは勇敢とは言わない！舐めてるっつーんだよ！)」

ゾクッとするほど辰兄の雰囲気が変わる

福井「氷室！パス！」

辰兄はフェイクを交えて日向先輩を抜く

氷室「(気に入らねーよ、誰をマークしようと勝手だが、一人で皆で止めようなんて虫の良い考えは心底気に入らねぇ！)火神！」

大我は辰兄を見て少し止まる

大我「(ミラージュシュートの正体。それは空中で2回ボールをリリースをするってことだ)」

つまり、1度目はジャンプして最高点に達する前にスナップを聞かせて上に放る
そしてそれをキャッチしてもう一度打つ
並の選手ならただ2回放っただけにしか見えない
だがただのフェイクすら一瞬本物に見えるほど洗練されたスキルを持つ氷室がやったときのみ1度目のリリースがカゲロウを生み2度目に放たれた実体を覆い隠す

つまり止めるためにはブロックに跳ぶのをわざとワンテンポ遅らせると止めることが出来る