第34章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜
紫原「くっ!」
ガンッと紫原はベンチを軽く蹴った
そんな紫原の背中にバシッと竹刀が叩かれた
紫原「いってー…」
叩かれた所から湯気がたっている
荒木「物に当たってんじゃねー!第4Qはウチボールからスラインだ。自動的にハーフコートから開始できるからここを確実に決めること。その後のオールコートマンツーマンはなまじ動けば黒子を見失い易くなるし、パスを回せばカットされるリスクが上がる。よって突破方法は1択。氷室のドリブルで突き破る。陽泉のエースは紫原ではない。紫原と氷室のダブルエースだ」
───────
『お疲れさまです』
日向先輩にドリンクを渡す
伊月「やはりキツいな、オールコートは…。最後まで持つか?」