第32章 青峰と少女の買い物
『何も…望まない…。けどバスケは続けて欲しいです…やっと負ける事が出来たんでしょう?本気を出しても勝てない相手を見つけたんでしょう?だから続けて欲しいです』
やっぱり凛は変わっていなかった
あれだけ酷い事をしても、俺の事を心配し、支えようとしてくれている
当時の自分に問いたいくれぇだ
どうして凛よりアイツを選んだのか
コイツは俺達の為なら命まで賭ける奴だ
青峰「一条は大丈夫だったのか…?」
『…っ…私には…どうしようも出来なかったです…』
やっぱり凛は変わってねぇ
あれだけの事をされたのに、相手よりも自分の不甲斐なさを恨み、辛そうな顔をする