第15章 お化け屋敷【野崎梅太郎】
夏希「やっぱりダメだ…。」
私は、乗ったことを後悔していた。
なぜなら、
美紅と野崎君が二人で協力して本気でコーヒーカップを回すものだから、
私と晶君は絶句した後完璧に酔ったのだ。
夏希「なにあれ…絶叫系以上だよ…」
美紅「いやぁ、楽しかったなぁ!」
美紅は、満足したのかまんざらでもない顔をしていた。
夏希「よく平気でいられるね、美紅は…。」
美紅「へへ、これくらいは全然余裕だヨ!」
美紅は「いいね!」のサインをした。
野崎「…大丈夫か?調子に乗っちゃって…。」
夏希「ん~ん、大丈夫だよ。」
野崎君は、私の頭をポンポンと撫でてくれた。
野崎「すまなかった…。」
美紅「あわわ、晶大丈夫…?」
晶「う、うん。大丈夫だよ。」
私と同じように、
晶君もダメージを受けたようだった。
晶「本気出しすぎたね、美紅。」
美紅「ご、ごめんなさいぃ~!」
晶「いや、全然大丈夫だよ。可愛いね。」
美紅「晶…!」
さすがのイチャイチャぶりだった。