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月刊少女野崎君の短編集!

第2章 シャイボーイ【御子柴美琴】


美琴「…………っ」
みこりんの動きが止まった。
私は、これが最後のチャンスだと思い、自分の思いを打ち明けた。


夏希「みこりん、違うの。私は、みこりんが大好き。」


美琴「っっっ!!」

夏希「堀先輩は、私の買い物に付いてきてくれただけなの。」


美琴「えっ…っ?」

夏希「これ…渡したくて…。」

と言って私はケーキと香水の入った袋を渡す。


美琴「これ…。」


夏希「ハッピーバースデー、みこりん。ハッピーバレンタイン、みこりん。
生まれてきてくれて、ありがと。」
私は、精一杯の笑顔でみこりんにメッセージを言った。


夏希「みこりんが、世界中の誰よりも好きだよ。」


美琴「バッカ…もう言うな…!恥ずかしいから…!」


とみこりんは私にキスをした。
さっきまでの怖さは全く無かった。
逆に、甘くて優しいキスをした。


美琴夏希「「大好きだよ…」」




後日談


鹿島「おはよう、夏希ちゃん!」


夏希「おはよう!鹿島君!ってどうしたの?その傷…。」

鹿島「いやぁ、堀先輩にね…。」


夏希「あぁ、そうか…お疲れ様、鹿島君…!」


鹿島「あれ?夏希ちゃんこそどうした?その首。」


夏希「へっ!?」

鹿島「赤い跡が付いてるし…それに、歯形?みたいなのが…。」

と私の首をまじまじと見る鹿島君。


夏希「あぁ!みこりん!?」

実はひっそりと、印を残していたみこりんでした。




おしまい
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