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【HQ】ウィーゲンリート
第4章 リストバンド
❁︎
俺が咄嗟に掴んだのは左の手首。
白星は声を上げた。
「痛っ」
「あ、悪りぃ」
手を離したときに、リストバンド白星のがずれた。
俺の目に入ったその手は傷だらけだった。
それに気づいた白星は急いでリストバンドを直したけど、もう遅い。
俺は白星の右手を掴んで
「…ちょっと」
外に出た。
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