第6章 クリーニング屋さん
ラインで住所を送ってから、
急いで準備をした。
これってデート?
いやいや、おとも一緒だし。
おと「どこ行くのー?」
「大野さんが…いてっ!
大野さんが水族館に
連れてってくれるって!」
おと「えー!?ほんとに?
やったぁー!でもママ一緒ー?」
「え、私が一緒だとダメー?」
ふくれっ面になったおと。
おと「大野さんとデートじゃないじゃない!」
ふっ。
「ごめんね!ママも大野さんと
おとと、水族館行きたいなー。
ダメ?」
おと「…じゃあいいよ!
ママも行こうね!」
おとはカバンに何やら詰めながら
そう答えた。
一応マスクをして…
おとにもマスクを。
タイミングよくインターフォンが鳴り
下に降りる。
大野さんが車で待っていた。