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大野くんの秘密ごと…

第2章 1週間の約束で。




1日目より警戒されてなくて、


玄関の鍵以外は開放してくれていて、


少し安心。



洗濯物を乾燥機にかけていると、


リビングからおとと大野さんの

楽しそうな声が聞こえて来た。




おと「それじゃ変だよー!あははは!」



大野「え!こうじゃないのー?」



おと「あ!ねえねえ、ママ見てー!

大野さんの絵が変なの!」



おとは、子供番組のキャラを

書いてと言ったらしいけど、


大野さんは知らないから名前から

ヒントをもらって書いたらしい。





上手いけど確かに違う。




私は携帯で、そのキャラの絵を見せる。



「大野さん、これです!

これが本物です!」


大野「あー。こういうのか。」




そう言って描き直すと、




おと「大野さん絵が上手!」


「ほんとだー。」



たしか、大野さんは絵の才能が


あったんだよな。



やっぱりすごい。



大野「ちょっとど忘れしちゃってた!


これが本物のスプーだよね!」



おとはその絵を大切に眺めている。




あ、そろそろ着替えさせないと!




「ちょっと着替えさせて来ます!」



おとは絵を握りしめながら、

部屋に着替えに行った。




なんだかすごく和やかだったけど、


ほんとに油断禁物。


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