第2章 1週間の約束で。
なんとか他の4人をごまかして、
最後に帰るという定で
大野さんの家に戻る。
小島さん送迎の車内にて
大野「疲れたでしょ。
慣れないことばっかで。」
「疲れてない、と言えば
嘘になりますけど
色々な経験させてもらって
良かったです!」
小島「あ、娘さんもちょうど
来ましたよ。」
駐車場で佐々さんの車を見つけ、
小島さんが教えてくれた。
おと「あ、ママー!」
おとの姿を見た瞬間、
涙が溢れて来た。
おとは不思議そうに私を見ている。
大野「お母さん疲れちゃって、
おとちゃんのお顔見たら
嬉しくて泣いちゃったね。
さ、部屋に行こうか。」
おと「今日も大野さんのお家に
お泊まり!?やったー!」
おとはスキップして喜んでいる。
地獄の1日と覚悟して臨んだ今日。
なんとか無事に終わりそうだ。