第3章 外へ
「あら、初めまして。ずっと病気だったんだって?元気になって良かったわね。」
「お前が、フガクさんのとこの子か。病気だったと聞いたが、治って良かったな。」
うちはの集落を歩くと、いく先々でそう声をかけられた。
ミコトとフガク、そして三代目火影のが手を尽くし
"数年の間外に出られないほどの病気で、サスケの双子の妹"
という風にしてくれたらしい。
"珍しい病気で、誰も近づけてはなかった"などと理由をつけて。
少し、みんなを騙してる気がして悩んだ時もあったが、ソラが生きる環境を作るため、努力してくれた3人に感謝の気持ちを持っていた。