第3章 ポッキーゲーム
「で?お願いって何だよ」
『えーとねー』
確か、鞄の中にポッキーがあったはず。
てか行きにこの為に買ったもん!
食べてなかったらある!
『あった!
お願いはー、これ!』(ババーン!
「え…、ポッキー…?」
『そう!ポッキー!
ね、ポッキーゲームしよう!』
「は、はぁ!?なんでだよ!?」
え、まさか知らないの?
ポッキーゲームを?それともポッキーの日を?
『何でって…、今日が何日だと思ってるの?』
「11月11日……だろ?それがどうしたよ?」
嘘!?ポッキーの日を知らないの!?
じょ、冗談でしょ……?
『まさか知らないの?
11月11日は、ポッキーの日だよ!』
「ポッキーの日…?
あー、なんか聞いたことあるな」
『ええー!嘘でしょ!?』
「嘘じゃねぇよ。ポッキーの日…だから今日鹿島がうるさかったのか」
『あぁ、遊ちゃん…騒ぎそう』
にしても、ビックリだなー。
政行がポッキーの日を知らないなんて。
『で!ポッキーの日はポッキーを食べたりー、ポッキーゲームをするのです!』
「まさか…俺とお前で…やるのか!?」