Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第24章 僕達のカレンダー③
「智…、俺を見て?」
汗ばむ頬を撫で、キュッと噛んだ唇を指の腹でなぞってやると、瞑っていた瞼がゆっくりと開き、
「しょ…く…ん…?」
水分を多く含んで潤んだ智の目が俺を見上げた。
「ごめんな、無理させて…。智と早く一つになりたくて、つい…」
「ううん…、僕も…しょ…くんと一つ…なりたかったから…」
浅い呼吸を繰り返す智の左手が俺の頬に伸びる。
俺はその手を取ると、丁度薬指の付け根にキスをした。
「ふふ…、擽ったい…」
肩を竦めた智の身体から、フッと力が抜け、俺の中心を包む肉壁が蠢いた。
「うおっ…」
思わず声を上げた俺を見て、智がクスリと笑う。
「気持ちいい…の?」って…
勿論俺の答えは“YES”だ(笑)
俺はもう一度、今度は唇にキスをすると、両膝を抱え直し、僅かに引いた腰を深く智の中に沈めた。
「ああっ…」
深くなった繋がりに、智が背中を仰け反らせる。
俺はその背中を抱きとめると、胡座をかいた膝の上に乗せた。
「ひゃっ…、深い…っ…」
小さな悲鳴を上げる智。
でもその顔はどこか喜んでいるようにも見えて…
俺は智の腰を支えながら、細い身体を乱暴に揺さぶった。
「あっ…、あんっ…、気持ち…いぃ…っ…」
揺り落とされないように…だろうか、智の腕が俺の首に巻き付いた。