第2章 突然の報告
ー理事長室ー
……コンコン…
「どうぞ。」
『失礼します。理事長。』
「来たね。待っていたよ、赤羽業(あかばね なる)さん」
私、赤羽業(あ、業って書いてナルって読みます(•᎑•)♪)は担任に理事長先生が呼んでいると言われたので来た。
『…要件はなんでしょうか?』
「あぁ。君には明日からE組に編入してもらうよ。やって欲しい依頼があってね。」
依頼…?
『E組に入るのは好都合ですが、依頼、とは?』
「月が破壊されたことは知っているね?実は月を壊した奴がE組の担任をしている。」
ふぅーん。そーなんだ。
(「リアクション薄っ!」とか思わないでね!)
「E組の生徒はそいつの暗殺を国から任されている。そこに君も加わってもらおうと思ってね。」
『はあ。別に問題はありませんが…』
「そいつを殺せば国から賞金がもらえるが……君は興味がないだろう?」
『はい♪ないですね!…まぁ、殺す殺さないは置いといて、E組に入れるならなんでもいいですよ…。』
『私には、あのクラスは合わなかったんです…。』
そう。おにいちゃんのいない所なんて……しかもこの学校の生徒は…。
まぁそんなことを考えても何も変わらない。
『明日は直接E組へ……?』
「いや、明日は直接理事長室に来て、私と共にE組へ行こう。」
『はい。わかりました。』
これからの生活が楽しみ♪