第5章 懐かしの日。
「メイキング映像?夢夜くんたら立候補したんでしょ。」
さすがだね。
「ご明察。見事な推理だね、蘭ちゃん。」
「園子がホワイトボードのこと教えてくれたけど、ちゃんと連絡事項にも使ってるの?」
ころころ笑いながらお茶を淹れてくれる姿、すでにどこぞの奥さんみたいだよね?
ちらっと寝ころんで推理小説を読みふけってる未来のダンナさんを見てみたら
そんなの日常と言わんばかり。
・・園子ちゃんて、ほんと真実が見えてるなぁ。
「ちゃんと使ってるってば。」
「ほんとにぃ〜?」
この目で迫られちゃたまったもんじゃない破壊力。
「・・・半分ほんと。」
いつか、
全部白状させらそうだね、名探偵?