第2章 中原 中也 「お風呂」
「中也ー!」
『……。』
「中也ー!!」
『…なんだよ!?』
「中也…私のプリン食べたでしょ!」
『あ?なんで俺が手前のプリンなんか…』
「私が前に中也の家に来た時に、冷蔵庫に入れといたの!」
『知るかよ!てか、俺ん家の冷蔵庫に入れとくのが悪いんだろ。』
「別にいいじゃん!」
『よくねーよ!手前さ何時まで帰らないんだよ!?てか、帰れ!』
「なにそれ……別に付き合ってんだから彼女が中也の家にいたっていいでしょ。」
『くそ……』
付き合ってることに間違いはねーが……
コノヤロ…
「あれ?中也、顔赤くない?」
『あ、赤くねぇよ!』
「うそだあ……ほら、顔もっと見せてみ?」
『手前…やめろって!』
「あ、中也。」
『なんだよ…』
「改めて、彼女って言われて照れちゃったんだ!」
『手前……』
「あぁ、怒んないでよ。もうプリンはいいや。また買ってこよ。」
『……。』
「さ、晩御飯の準備しよー」
アイツ……覚えてろよ……