第8章 国木田 独歩 「勉強」
『こんにちは〜』
「おや、唯じゃないかァ。」
「あれ、唯さん試験期間ですよね?」
『与謝野女医、敦くんこんにちは。そうなんですけどね、如何しても判らない所があって。教えてもらいに来ちゃいました。』
「そうだったのかィ。」
「で、誰に教えてもらうんですか?」
『んー太宰さんか国木田さんですかねぇ。』
「そうかい。あの2人なら奥の部屋にいるよ。」
『解りました。有難う御座います。』
私は一応 探偵社で働かせてもらってる能力者
今は、大学の試験期間の為少しお休みを貰ってる
コンコン
『失礼します。』
「おや、唯ちゃんじゃないか。」
「唯…?」
『こんにちは。太宰さん、国木田さん。』
「こんにちは。ところで、試験期間じゃなかったの?」
『そうなんですけど、如何しても解けない問題がありまして。教えてもらいに来ちゃいました。』
「いやあ〜照れるね国木田君。私達に教えてもらう為に唯ちゃんが来てくれたんだよ〜」
「何が照れるだ。それに、唯も仕事中に教えられる訳がないだろう。」
『だったら、仕事終わるまで待つもん!』