第1章 団子屋さん【銀さん】
美羽「じゃあ、その席に座って待っててねぇ~!」
と言って行ってしまう。
銀さん「ずいぶんな歓迎だな」
夏希「あはは……。昔からこんな感じデス…。」
そんな話をしていると、突然銀さんの大きい手が私の頬にそっと触れた。
夏希「ぎ…んさん……?」
銀さん「ちょっと目ェ閉じてろ」
私は期待しながら、目をつぶった。
あともう少しで唇が触れそうになった
その時ー…
美羽「お待たせしました!って…………あ、ごめん、邪魔しちゃった?」
夏希「あ…いや…ちが……///」
顔を真っ赤にして否定する夏希とは裏腹に銀さんはと言うと……。
銀さん「い、いいいいや、別に違うからね!?夏希のほっぺたにあんこ付いてただけだから~!?」
と声が裏返りながら否定していた。