第4章 「冬」~別れ~
ひまわりへ
この手紙を読んでるってことは、もうオレは死んでるってことか…。
まず、最初に出会ったのは病院の近くの公園だったな。
オレあんとき、お前に褒めてもらえて本当に嬉しかったんだ。
それから、お前が歌をつけてくれて、すごかったよな!
最初は音痴だったけど(笑)
ひま「むっ、音痴は余計だよ!」
私は少しムッとしたけれど、読み進めた。
でも、オレが無理にお願いしたのに、お前は一生懸命練習してくれて、本当に嬉しかった。ありがとう。
オレ、お前のそういうところが好きだ。
ひま「えぇ!?太陽君が私のことが好き!?」
私は思ってもいないことを知ったから、驚きを隠せなかった。
おまけに心臓が、ドキドキする。
でも読み続けた。