第5章 お見舞い
三成「萩様にお見舞いの品とお手紙が届いております」
萩「お見舞い?」
秀吉「『姫が病に臥せっている』と信長様が書状を上杉に送ったからな
それで、三成誰からだ?」
三成「それが見た事の無い文字でして私には読めません」
困ったように笑い手紙を秀吉に渡す
秀吉「確かに見た事が無いな・・・」
横から覗き込んでみると
萩「あっ佐助君からだ」
秀吉「読めるのか?」
萩「英語・・・南蛮の文字だよ
『To a dear friend』親愛なる友へ」
三成「萩様は南蛮の文字がお読みになれるのですね」
萩「得意ではないけど、これくらいなら読めるよ」
秀吉「俺たちに分かる様に読んでくれるか?」
萩「うん。いいよ」
『 To a dear friend(親愛なる友へ)
I was relieved to be met safely by a princess of the Odas
(君が無事に織田家の姫に迎えられて安心した)
Kenshin does not notice that it is a practical joke of Nobunaga
(謙信様達は信長様の悪ふざけだと気づかず)
I thought about a letter and the article of the visit
(手紙やお見舞いの品物を考えていたよ)
Because it was interesting, I decided to watch it in silence
(面白いので黙って見守ることにした)
From Sasuke(佐助より) 』
萩「と書いてます・・」
何で全部英語!?あってるかな・・
秀吉「・・なかなかいい性格してるな」
三成「主を見守る・・私も見習わなければいけません」
秀吉「三成は今のままでいてくれ」
萩「こっちの風呂敷は・・・まきびし?」
To a lucky charm
(お守りに)
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佐助「攻撃は最大の防御なり」