第5章 お見舞い
萩と別れてから数日後のある日
佐助「謙信様、織田信長より書状が届いております」
謙信「何?」
パラッと書状を開いて読み始めると眉間に皺がよってくる
信玄「どうした謙信?」
たまたま書状を読む謙信を見かけ声をかける
謙信「信長から書状が届いた」
書状にはこう書いてあった
『 上杉謙信
貴様は女に、織田家の萩姫に刀を向けたそうだな
軍神ともあろう貴様が女に刀を抜くとはな男として恥を知れ
おかげで萩姫は病に臥せっている
この落とし前をどうつけてくれるのだ? 織田信長 』
信玄「萩姫って天女のことだよな?」
佐助「元気そうでしたけどね」
謙信「病・・・」
幸村「んっどうしたんですか?」
幸村が通りかかり書状を覗き込む3人に声をかける
信玄「天女が病に臥せっているそうだ、見舞いの品を送らないとな」
幸村「はぁあの猪女が病?」
佐助「萩姫だよ幸村」
幸村「姫!?あいつ本当に姫だったのかよ」
しょうが無いなとそれぞれが見舞いの品を考える
信長が書状を出して数日
三成「萩様にお見舞いのお品が届いております」
萩「えっ?お見舞いって私は病気じゃないよ」
突然のお見舞いにびっくりしていると
信長「やっと届いたか」
萩「信長様どういう事ですか?」
信長「謙信に書状を書いた。『貴様が織田家の萩姫に手を出したおかげで萩姫が病に臥せっている』とな」
三成「それでお見舞いのお品ですか」
信長「さて何が届いたのやら見ものだな」