第7章 管理人はたまに定時で上がれない
撮影はと言うと、完成品こそは恥ずかしくて見れていないが撮影現場はスタッフさん全員が和気あいあいとしていたし、相手も始さんだったので私の緊張も少なく撮影することが出来た。
実は、問題だった泣きの演技もメイクさんの手助けを借りずに1発OKだったりする。
なんでかって?
ほら…ちょうど合コン惨敗って言う悲しい出来事が最近あったから…ね…
思い出しただけで悔しさですぐ泣けたわ。
むしろ鼻水垂れる勢いだったから必死で止めたぐらいだよ。
思わぬ所で新と陽が役に立つとは…
いや感謝は絶対しないけどな!!!
そんなこんなで、私のCM撮影はなんとかうまくいったのでしたとさ。
◆おまけ◆
一方、Six Gravity共有ルーム。
(※会話形式でお送りします)
恋「始さんがイメージキャラクターしてる化粧品の新CM、そろそろですかね?そろそろですかね??」
始「恋、落ち着け。そろそろだが…まさかグラビのメンバーもプロセラのメンバーも全員もう今日の仕事が終わっているとは…な」
葵「両方のグループ共の全員が揃うことって最近は本当に無いですもんね!誰かが仕事が入っていたり…とかもよくありますし」
海「だな!グラビとプロセラ皆で集まって始のCM鑑賞…なんかわくわくするな」
夜「プロセラメンバーまで、グラビの共有ルームにお邪魔しちゃってすみません」
駆「いえいえ!せっかく皆が寮に集結してるんですし、一緒に始さんの新CM見れて嬉しいです!」
隼「始の隣で始の出ているCMを見られるなんて!幸せの極みだね…!」
始「お前ら…本当に見るのか?」
春「どうしたの始?CMに何かあるの?」
郁「確か今回のCMって女性のモデルさんと共演でしたよね!」
新「へえ~どんな人だったんですか?」
始「……俺からは、何も言えない」
涙「??…始、何かあったの?」
始「いや…大丈夫だ。なんでもない」
陽「おっ、番組がCM入るぞ!この次じゃね?」
そして……
恋・駆・郁・葵・夜・春「えーーーーーーーーーーっ!!?!?」
隼「おやおや♪」
新・陽「まじでか」
涙「こはねだ」
始「(こはね…すまん。バレている上に、全員が見てしまった…)」