第12章 〜いざ、アメリカへ!!〜
あれから更に1年くらい経ち……
私は18、新一は15になった
公安の保護を受けながらも特に問題なく時間だけが経過していった
モデルの仕事の量は相変わらず。
毎日毎日撮影ばかり…。
最近ではラジオ出演からCM撮影もチマチマ入り始めた
そんな中………
椎奈「…は?アメリカ?」
マネージャー「ええ。CMの撮影で明後日にね」
椎奈「(…だから戸籍謄本使って色々…)」
私は、数日前に戸籍謄本を事務所に持って行って書類を書いたのを思い出した…
マネージャー「ま、楽しみにしてなさい。向こうにいるのは3日ぐらい。2日間は撮影で、ラスト1日は観光よ?」
マネージャーは嬉しそうに笑っている。
実はそれ目的で私にアメリカでの撮影を?と思ってしまう。
だが、観光が楽しみなのは私も同じ
椎奈「そっか〜。ま、観光できるならいいやw」
そんな会話をしたのが、仕事帰りのマネージャーの車
そして今は、ご近所さんこと、中居さんの家
椎奈「あ、和人お兄さん。私、明後日アメリカだから」
村田「アメリカ?!なんで…」
椎奈「なんでって…。観k…仕事目的に決まってるじゃない」
村田「いま観光って言おうとしたな?主な目的の仕事より観光って顔してるぞ」
椎奈「うっ…」
図星だ。
さすが潜入捜査官…(いや、普通にわかります)
中居「まあ、なんでもいいが…。それなら、ベルモットに気をつけろよ?」
椎奈「なぜに?」
中居「任務でベルモットがアメリカにいるって、バーボンから報告だ」
椎奈「…オーマイガー」
ベルモットがアメリカ…。
そう聞いて浮かんだのは、ミュージカルでの事件だ。
だがその話がいつ来るのかもわからないため、決めつけるようなことは止そうと思った。
だが…………
その晩に母からきた電話で言われた
有希子《椎奈ちゃん!新ちゃんと蘭ちゃんも一緒にミュージカル行きましょう!明後日!》
椎奈「oh…マジか」