第2章 甘く優しい隠れ家~for sid~
質量を増したそれは力強く突き上げてくる
「あっ…ゃっっ……」
だらしなく唇は開きたわわな胸は目の前で揺れシドを煽る
「いい眺めだな…だが」
リルの脇に手を滑り込ませ上体を起こすと一度自身を引き抜く
「あっ……」
抜いて欲しくないと言わんばかりに思わず声が漏れる
「心配すんな…ほら、後ろ向け」
「え…あっ!!やっ……!」
くるりと反転させられ驚き上体を起こそうとするとぐっと腰を掴まれお尻を突き出す形になってしまった
「たまにはこういうのもいいかもな」
「ぇ…あっ……ん!!あぁぁーん………!」
四つん這いになり、見えない不安に駆られたのはほんの一瞬、冷めかけていた熱を再び与えられた
「っっ…この方が締まるな…」
ずぶずぶと欲しかった熱が埋めらた。見えない事がより欲情を駆り立て離すまいと中を締め上げる
「あっんっっ……シ、ド……!!」
シドは背中にぴったりと胸を預けこりこりと頂を弄び始める
「ほら、こっち向け」
「んっっ…」
必死で振り向くと、優しく唇を喰まれる。自分から舌を差し出すと流れるようにシドは舌を絡め互いの唾液がくちゅくちゅと混ざり合う
「はぁっ……シドっ……好きっ……!!」
耳元でククッと笑うとシドは悪戯めいたように囁く
「気持ちいいか?どうして欲しい?ほら、してやるから言ってみろ」
中にグリグリ擦り付け抽挿をやめ、リルの言葉を待つ
「んんっ…もっと……」
「あっ?」
「もっと…強…く…して…」
顔を真っ赤にし、掠れるような小さな声で懇願するとシドは上体を起こし強く腰を打ち付け始めた
「ひぁぁーーーんっっ………っ…!!!」
ビリビリと全身に駆け巡る刺激に耐えきれず上半身は突っ伏し腰が高く上がる。シドは背を反らせ、腰をしっかり掴む
「くっ……」
シドの甘い吐息が漏れる。その吐息一つに反応し、愛おしさが込み上げる
「シド……!!あんっ!!……シド!!!もう…らめぁ…っっ」
「逝きそうか?…俺ももう…限界だっ…」
旋律は激しさを増し、強く揺さぶれ蜜が脚に伝う
「はっ…ゃっ…っっ!!シドっっ!!………シ、ド…ぁぁ…!!」
「くっ…リル…」
絶頂へ上り詰めた途端シドの熱い白濁が勢いよく注ぎ込まれた