第21章 1人で ※
の場合
バイトはない、カラ松は部活、テレビは面白くない
やることもなくて暇だ
「はぁ、つまんねぇ」
ベッドに横になり、枕元にあった雑誌を捲る
グラビアか
「流行ってんのか?ロリ巨乳」
同じ様な顔で胸を強調するポーズを取る女の子達
「・・・そそられねぇ」
パタッと雑誌を閉じて仰向けになる
そういやカラ松と付き合うようになって1人で抜くのなくなったな
一応俺でも人並みに興味と性欲はあったから、自分でスることはあった
けど今は全くそんな気分にならない
カラ松とのセックスで満足出来てるんだろうな
身体を重ねる度に気持ちが満たされる
・・・いや、欲を言えばもっと抱きたいけど
まだまだ何度も抱きたい、恥ずかしがったり感じたりするカラ松を見たい
そんなことを考えていると、下半身がジンジンしだした
「マジか・・・」
久々にスるか
しかしAVを観る気すら起きない
取りあえず自身を取り出す
「うわ、ガチガチ」
カラ松のこと考えるだけで、こんなに勃つとは
目を閉じて脳内でカラ松との情事を思い浮かべながら、ユルユルと自身を扱く
「っ、は、はぁ・・ん」
『、ここ気持ちいいか?触るとビクビクするな』
『あぁ、奥、いっぱい欲しいぃ』
『の気持ち、いいよぉ』
カラ松に触られたり、入れたりすることを想像する
それだけでものすごく興奮してしまう
「あ、はぁっ・・カ、ラ松、く、はっ」
『ん、や、イっちゃうぅ』
「俺、も、もう・・・出る・・んんっ!」
脳内のカラ松と同時に達する
「はぁ、はっ」
汚れた自分の手を見つめた
「・・・味気ないな」
気持ちは良かったが、何となく気分が満たされない
「やっぱカラ松とじゃなきゃダメだな」
1人ごちて後処理をする
もう1人でスんの止めよ・・・
そんなことを心に決めた、ある土曜の昼下がり