第16章 松野家にて
松代「その子はイケメンかい?」
しばしの沈黙
六つ子「・・・は?」
チ「いやいや、気にするとこそこ?!」
ト「違うよね!?もっと突っ込むとこあるよね!」
十「君カッコいいよね、カラ松兄さん」
また騒ぎ出す
松代「男がこれだけいて、1人くらいホモでもおかしくないでしょ。本人達の問題だし、周りがとやかく言ったって仕方ないんだから」
母さんが話すと皆黙ってしまった
松代「それにイケメンな息子が増えるのは、母さん大歓迎よ。さ、晩御飯の準備しようかしら」
よいしょ、と言って立ち上がり居間を出て行く母さん
お「さすが松代」
ト「母さんがいいならいっか」
何事もなかったように皆ちゃぶ台に座り出す
チ「君て、って名字?」
ト「そうそう。何で?」
チ「どっかで名前みた気がしたけど、いつも試験で20番以内にはいるよね」
お「マジ?!やりぃ、教えてもらえれば、これからの試験が楽になるぜ~。よくやったカラ松」
ト「あ、ズルい。僕も」
こいつら・・・手の平返すの早すぎるだろ
カ「お前達・・・会わせないからな!」
とは言っても、会わずにいるのは無理だろう
最悪だ
まぁ、遅かれ早かれバレることだし
いつも通りな家族に安心したのも事実
この状況、が知ったらどう思うかな
何はともあれ拒否はされなかった
それでよしとしよう