• テキストサイズ

【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第12章 二人の時間


side.

特に先のことなんて考えてなかった
まだ付き合い始めたばかり、手探り状態だから

でも、カラ松にもらってくれるかと言われた時、悪くないと思った

帰ればカラ松がいる
一緒に食事をして、同じ時間を過ごして、共に眠る
そんな普通の毎日が、一緒にいられると思うとそうしたくなってしまう自分がいる

シンク前に並んで朝食の後片付けをする

カ「こうしてると・・・本当に新婚みたいだな」

照れながら言うカラ松
その熱くなっている頬に口づけた

「みたい、じゃなくてそうならなくちゃな」

ボンッと音が出そうな程赤くなった
こんな甘ったるい空気が嫌じゃない


「こういうの、幸せっていうんだろうな」

そう言えばカラ松がギュッと抱きついてくる

カ「俺も幸せ。を好きになってよかった」

肩口に顔をうずめながら言う
あぁ、可愛い。愛しい。・・・そして幸せ
どんどん溢れてくる

知らない間にこんなにカラ松を好きになっていたなんて

「俺、カラ松に会えてよかった」

素直な気持ちを伝えてみよう

「こんな風に人を好きになるなんて思わなかったけど、カラ松を好きになってよかった」

カラ松を見れば眉を下げて笑っている
そして首に腕を回されキスをされた

カ「そうやって思ったことは言ってくれ、俺も言うから」

「あぁ、そうする」


受け止められて、受け止めて
与えられて、与える
ごく自然で当たり前のこと

それが出来なかった自分が、カラ松と出会うことで変わった

・・・ある意味刷り込みだろうな

それでもいい
この腕の中で笑う愛しい存在
それをこの先ずっと守りたい
そう素直に思える

2人で幸せな未来を描きたい


/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp