第33章 番外編 高温注意報 ※
そうして二人で洗濯物や台所周りを片していく
カ「・・・・」
「なに」
カ「嘘みたいに治ってるな」
「あぁ、俺も不思議」
しかしここへ来た時の彼が演技の様には見えなかった
「ま、いいじゃん。カラ松のおかげってことで」
カ「がいいならいいが」
なんだかよくわからないまま、ただエッチしに来たみたいじゃないか
しかも今日のはちょっと意地悪だったけど、あんな彼もたまにはいいなと思ってしまった
「どっかしんどいのか?ボーッとして」
カ「へ?!いやいや、エッチしに来ただけだなとか、意地悪なもたまにはいいとか考えてな・・・・あ」
「・・・・」
ああぁぁぁああ~、何を口走っているんだ俺は!!
がポカンとしてるじゃないかぁ
恥ずかしさと後悔で頭がグルグルする
「く、ははっ」
カ「笑うなぁ!」
「わり、あんな素直に言われると・・はは・・しかもその後の、顔・・・腹いてぇ」
腹を抱えてカラカラと笑っている
「はぁ~あ、やっぱカラ松といると面しれぇや」
笑いすぎて涙が出たのか、目元を軽く拭っている
こんなに笑うなんて初めて見た
「ほんと好きだわ」
そう言えば最中にも言ってたな
思い出すと顔に熱が集まるのが自分でも分かった
「意地悪な俺もいいなら、どんな俺も好きだよな?」
今度は無邪気な笑顔からニヤニヤとした笑いになる
これは言わないと終わらないな
カ「・・・俺も、どんなでも、好き・・・」
「上出来」
フワッと微笑み、抱き寄せられてキスをされる
なんだか短い時間で色々あったな
ま、彼の色んな部分や表情が見れたからいいか
そんなことを頭の片隅で思いながら、に身を委ねた
-fin-