第3章 白銀の陰と陽 【R18】
匂いに誘われるがまま、首筋に紅い華を散らし、旋律を早める
(もう、持ちそうにないな)
「はぁぁっんっっ…み、みつ、ひ、で、さ、ん…んんっ…」
「んんっっ、は、激しいいっっっ//」
締め付けが一段と強くなり、光秀を追い込む
「めいっっ」
「お、お願い…来て…っっーー」
「も、だ、だめぇぇーーーーんぁぁぁあっっ」
「くっーーーーっ、めいっっん」
最後にズンと大きく叩き付けられ、背は弓なりになり、爪先立ちになる
「んぁぁぁあっっーーーー逝っちゃーーーーっっ」
離すまいとギュウギュウ締めあげ、めいは果てた
隙間なく、奥の奥まで貫き熱い白濁を最奥までたっぷりと注ぐ
抜かぬまま、足を割り込ませめいを抱き寄せそっと頬に口付けを落とす
柔らかな髪に指を絡め顔を擦り寄せると鎖骨にチュっと口付けを落とすめい
「光秀さんは私にとって、お日様のような人です、誰よりも輝いていて、誰よりも愛おしい…愛してる光秀さんを心から」
「お誕生日…おめでとうございます」
光秀の体に電気が走るような、むず痒い気持ちが駆け巡った
抱きしめる力が一層増し、甘えると言う事が光秀なりにわかった気がした
(愛おしい気持ちが甘えることに繋がることなのかもしれんな)
暫し抱きしめ合い、めいが寝息を立て始めると、穏やかな顔を見た光秀の目頭が熱くなり、そっと、顔を上にむけ気持ちを落ち着かせていると見慣れる行灯が目に入る
(めい作ったのか。大した出来だ)
誰にも見せぬ優しい微笑みを浮かべ光秀も眠りについた
目を覚まし、湯殿へ二人で向かうと再び熱い熱を絡め肌を重ねた
終