第11章 その手に触れる砂と籠 【R18】
翌日、三成は目を覚ますとめいの姿はなかった
(めい様、お戻りになられたのでしょうか?)
身支度を整えようと襦袢に袖を通したところで秀吉がやってきた
「三成、起きて…るな…」
「秀吉様、おはようございます」
秀吉は襖を開けて唖然とした
「…」
「どうかなさいましたでしょうか?」
きょとんとした顔で秀吉の顔を見るがさっぱりわかない
「あ、いや、その…お前も男だからかな。あぁ、そうだ、朝から…なんだ、勃ち上がっててもな」
(何のことでしょう?)
「それはそうと、お前、褌締めろ。それから襦袢を着ろ」
三成のそこはめいに包まれ眠っていたこともあり、朝から天高く反り返っていた
(なんだか疼くのはこのせいでしょうか…)
めいと深く愛し合った事を思い出した三成。心のモヤは晴れ、深い満足感に満ち溢れている
(めい様を思うだけでこんなにも疼き何だか痛くなるものなのですね)
主張したそこを褌で覆い甘い疼きを抑えたまま三成は朝餉を取るために広間へ向かった
end