第13章 世界会議
「4年に1度の世界会議…憂鬱だなぁ…」
ゆっくりとマイペースに進みパンゲア城の正門へと向かう
目の前にいる門番は驚いた表情のまま門を開く
中からはワイワイと賑やかな声が聞こえる
「わぁ、すごい人数。」
この人達全員王族かぁ
すごいな…
てか、美女多いな!!
いいな!!
アラバスタ王国のビビ王女にリュウグウ王国のしらほし姫でしょ、ドレスローザのヴィオラ王女とレベッカもいる!
あぁ、眼福
幸せすぎる…
みんな仲良いなぁ
ビビ王女もしらほし姫もレベッカも、楽しそうにお話してた
途中、余計な人がいたけどサクラ王国のドルトンが蹴散らしてたからいいや
と思いながらほのぼのと会場の様子を見ていた
けど、突然会場の一角から悲鳴が上がる
馬鹿な天竜人がしらほし姫をペットにするとか言うのだ
あんな天然記念物の美女をペットなんて…お前の方がペットというか奴隷だろって顔してる
てか、私の推しの美女に手を出すのは許せないなぁ…
ありとあらゆる人物が息を飲んで見守る、何人かは助け出そうとするが、ロブ・ルッチ率いるCP0が止めに入る
まぁ、そのおかげで救われた国もある事になるのかな
でも…
「私の推しに手を出すのは…許せないな!」
私はチャルロスとやらの手を掴む
「なんだえ?!わちしが誰かわかっとるのかえ?!」
「あら、逆にお尋ねしますが…私が誰だかお分かりで?」
ものすごく、それはものすごく綺麗な笑顔を作れたと思う
「おい!CP0!こやつを捕らえぬか!!」
「…だ、そうですが。」
ロブ・ルッチは私に敬語を使うのが心底嫌なようで、溜息をつきながら聞いてくる
「…そうね…天竜人制度…廃止してもいいかなぁ?
今からその話でもしましょうか?ねぇ、チャルロス」
「そんなこと出来るわけないえ!!お前は何様だえ?!
わちしは天竜人だえ?!」
「天竜人より上の立場…片手で足りるぐらいしかいないんだけどなぁ。
たった3人の顔も覚えられないのかしら?」
「しらんえ!!」
…あぁ、こいつ馬鹿だ
天竜人ってだけでふんぞり返るただの馬鹿だ
「そう…CP0!この人、捕まえてくれない?」
「な?!」
「捕まえる権限はおありで?」
ロブ・ルッチって性格悪いよね。うん。
「許可するわ。エスポワール・D・スイの名に誓って」