第12章 突然すぎません?
「お前、また寝れねーのか」
「うん…ちょっと怖い夢見ちゃって」
「ユメユメの実の能力者なのにか」
「関係ないよ。ユメユメの実の能力者だからって、自分の夢が操れるわけじゃないし」
「そうか。」
しばらく沈黙が続いた
「ねぇゾロ。ここはいい海賊団だね」
「ああ。そうだな」
「いいなぁ…自由に過ごせるって」
「?お前もだろ」
「!…確かに、今は自由だ」
「今は…?」
ゾロが疑問を持つ
「…ううん。なんでもない。
さて、そろそろ部屋に戻ろうかな。
ナミとロビンに怒られちゃう。
おやすみ、ゾロ」
「おう。おやすみ」
私は女子部屋に戻った
だからといって、眠れる訳では無い
とりあえず布団に潜ってみた
両隣に人がいるからか温い
「温かいなぁ…((ホソッ」
目を閉じてみる
すると不思議と眠気が襲ってくる
あ…寝れる…
そう思いながら私は眠った
起きるといつの間にかお昼だった
「寝坊した?!」
私は服を着替え、甲鈑にでた
「おはよう。スイ」
私にそう声をかけてくれたのはロビンだった
「おはよう…ごめん、寝坊した」
「フフ…いいのよ。よく眠れた?」
「うん。久しぶりによく眠れた」
「そう。なら良かった。」
ニコッとロビンが笑った
わぁ、美人だなぁ
「ロビン、ありがとね」
ブワッと風が吹く
それと同時に、声が聞こえた
「…もう、そんな時期か…((ボソッ」
「スイ?」
「ううん、何でもない。」
「そう…?」
私はロビンに微笑むと女部屋に向かった
さっき聞こえた声
《さぁ、そろそろだよ。世界会議がはじまるよ》
私は世界の中立の立場
世界会議には出ないといけない
「ルフィ、みんな、行ってくるね」
私は手紙を残し、能力を発動させた
「ユメユメ…"移"…マリージョア」
世界会議の開催されるマリージョアへ向かう
マリージョアに着き、会議の行われる場所へ堂々と歩いて向かった