第8章 満月の夜に
「ルーフィーイ!!」
「んあー?何だー?」
私がルフィを呼ぶと、サニーの頭の上に居たルフィが振り返った
「お喋りしよ!」
「いいぞー!!
よっと!」
ルフィがこちらにヒョイっときた
身軽だなぁ
「何話す?」
「決めてねーのか?」
「うん。んー...」
「話す事ねぇのか?」
「...うん。」
「しししっ、なら、俺の話聞いてくれよ!」
ルフィは満面の笑顔で私に言ってきた
「いいよ!」
「よし、じゃあ...まず...」
しばらく話を聞いていた
シャンクスの事、エースの事、もう一人の兄弟のサボの事...みんなとの出会い...沢山の話を聞いた
「ルフィは、仲間に恵まれてるね。」
「俺もそーだと思う」
「てか、シャンクスの片腕が無くなってた理由って、ルフィの為だったんだね。」
「スイ、シャンクスの事知ってんのか?!」
「うん。少し前に会ったのと...小さい時に会ったことがあるんだ」
「そうなのか?!」
「シャンクスからルフィの話は聞いてたけど...片腕の話は聞かなかったなぁー。
麦わら帽子の話は聞いたけど」
「そうだったのか?!」
「そだよ。」
「へぇー、じゃあシャンクスはスイのこと知ってんだな!」
「仲間にも誘われたけど...断ったなぁ...」
懐かしいや
「なんで仲間にならなかったんだ?」
「んー、まだ...私は海に出ようとか思ってなかったからね」
それに、あの頃はまだ...
「へぇー!!なぁ、スイの話も聞かせてくれよ!」
「私?いいよ。
昨日チョッパーにも話したんだけどね」
「チョッパーにも話したのか?!」
「うん。」
「チョッパーずりぃ!!
なら、チョッパーに話したやつの続きを聞かせてくれ!」
「おっけー。
私さ、弟がいるんだ」
「弟?」
「うん。双子の弟。」
「そいつ、強ぇのか?」
「んー、強いよ。」
だってあいつ...
「戦ってみてーな!!」
「いつか戦えるよ。あいつ、海軍中将だし。」
「中将〜!?」
「そう。」
「そいつも巫女なのか?!」
「巫女だったらダメじゃん?女の子になっちゃうよ?
あいつは...巫子だけど...なんて言うんだろ」
うーん...