第12章 変わらない約束
総悟side
イライラする。
あんな手紙残して出ていきやがって…
好きな人?俺じゃないって分かってるつもり何ですがねェ…
あ、あれは…
沖「おい、こんな所で何してんだ淫乱」
『総…どちら様ですか?』
は?俺の事忘れてんのか?
沖「は?何言って…」
俺が言い終わる前にアイツが口を開いた
『忘れろと書いたはずです。』
そう言うとアイツは歩きだした
沖「おいっ!本当に好きな奴…出来たんですかィ…」
俺はアイツの腕を掴んでしまった。
『ええ、そうよ。貴方には関係ないでしょう?』
沖「俺ァ…アンタに好きな奴がいてもアンタの事が好きなんでィ…アンタが居なきゃ俺ァ…」
『死ぬ…とでも言うの?何なら今ここで殺しましょうか?』
沖「最後に1つ言わせてくれねェか?」
『……何?』
沖「約束守れなくてすまねェ…幸せにするって約束したはずなのに…だから…そいつに幸せにして貰ってくだせェ。 好き"でしたぜェ" … 」
『っ……』
何なんでィ…その顔は…
『貴方が幸せでありますように。』
そう言うと俺の前から姿を消した。
また俺は大切なものを失うのか…