第9章 ほんとの過去
神楽「きゃっほーい!」
皆楽しんでるなぁ…
私はというと長袖を脱げずに、ぷーるにも入ってない!
ま、当たり前だけどね。神楽ちゃんも夜兎だから日に弱いしぷーる?はたのしいんだろうな。てか、私も泳いだことない…
銀「何考えてんの?」
『楽しそうでいいなーと思って。神楽も夜兎でしょ?だからあんなに嬉しそうなのかなーって』
銀「お前ってさ人優先しすぎ。自分の気持ちは?」
『……泳ぎたい…』
銀「ふーん。じゃ、脱げば?」
『は?ふざけんなよ?なにどさくさに紛れて言ってんだよ』
銀「俺もヅラもついてる。もう隠すなよ。大丈夫だ。俺らが守ってやるって約束しただろ?」
『覚えてるの?』
銀「当たり前だろ?忘れるわけねーよ。」
『…ありが…と』
柄にもなく泣いてしまった。
神楽「あー!銀ちゃんが雫泣かしたアル!」
お妙「銀さん?歯食いしばってくださいね?」
『神楽ちゃん!お妙さん大丈夫ですよ!泣かされたわけじゃないです!』
銀「神楽、お妙、雫と泳いでやってくれ。」
『ちょっ…』
お妙「もちろんよ、行きましょ?」
神楽「行くアルヨ!」
『……』
銀「雫。大丈夫だ。こいつらも居る」
私は思い切って上着を脱いだ。
お妙「やっと脱いだわね?早く行きましょ?」
『この体見て何も思わないんですか?』
神楽『何を思うアルカ?』
『…ありがとう。』
『銀さん、行ってきます』
銀「あ、あぁ。」
そういう銀さんはと鼻血を出していた。
心)やべー…総一郎君に殺される…
パシャ。これで許して貰えるか。