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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第13章 蝶を誘う華
『バイバイ、木兎。
………ありがと
服、洗って返す』
出した薬を喉に通して
ニコリと笑って部屋を出て行く
ヒラヒラと蝶が舞い上がる様に
軽くふわりと
香りだけ残して
閉まるドアの音
一人残された部屋
残ったのは
蝶の抜け殻と
甘い匂い
初めて知った想いと戸惑い
デカ過ぎる置土産。
俺に自分を刻み付けて
蝶は籠に戻っていった
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