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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第11章 蝶を縛る鎖


おれが付けたハズの華は消え

重なる紅に浮いてた
心がまた沈む

「綺麗だね…コレ。
好きの証…
沢山付いてる…
姫凪はいっぱい
愛されてるね」

噛み付くように肌に吸い付いて
ガリッと本気で歯を立てる

『研磨…ッ…痛い…!』

一瞬白くなる頭の中
ギリギリと力の篭もる歯

姫凪はクロのじゃない
姫凪はおれの

もう取られない

必死で言い聞かせて
力を抜いていく
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