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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第11章 蝶を縛る鎖
「姫凪…好き…
離さない…」
『………うん』
まだ応えてはくれないか。
でも、バスが着いたら
家に着いたら
きみはきっと言ってくれるよね
クロを忘れる為に
おれを愛する為に
始まりの言葉を。
姫凪の手を握ったまま
少し眠った
覚めない夢の世界へ
行く夢を見る為に。
「じゃあな
また明日練習で」
バスを降りて
クロはあっさり帰って行く
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