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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第11章 蝶を縛る鎖
バスの中
おれと姫凪とクロ
いつもと同じ位置
違うのは
姫凪がおれの手を
握ってる事
空いた片手は
空っぽ。
クロはアイマスクで目を隠して
寝てる
でも頭は姫凪の肩に
乗っかってない
『研磨?眠れない?』
ボーッと二人を見る
おれに姫凪が
声を掛けてくる
優しい声と優しい目。
おれを映してる
クロじゃなくて
おれを
おれだけを。
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