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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
『な、なんにも…ない……!
鉄朗…チュー…したぁい…』
あれ??なんか…違うくね……?
微かな違和感と
自分の唇に残った
アンナのキスを思い出して
僅かに外して頬に唇を落とす
『鉄朗…??してくれないの?』
「もっと可愛く強請ってクダサイ」
慌てて戯けて舌を出す
出した舌で唇に残った
感覚を舐めとり
腕でゴシゴシと拭った
証拠隠滅してる犯罪者の気分
………は、言い過ぎ?
でもそんな気分。
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