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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
からかいがちに
笑って携帯を揺らすと
「※※※※…開いた?」
素直に溢れる4桁の数字。
「ん、開いた…えっとフォルダ…」
手の中でスワイプさせて行く画面
沢山取られた写真に
顔を顰めて探す問題の写真
どこだよ?
目疲れるんですけど?
「黒尾くん?」
「……あ?」
アンナの声が耳で響く
適当に応えて
またスワイプ。
あれいつだっけ??
どうでもいいキスの日付なんて
覚えてねぇよ、クソッ。
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