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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
「なんだよ?」
「なーんでも。じゃあ…
…ハイ…携帯。」
アンナが俺の太ももに手を置き
少し空けておいた距離を詰める
「近い。離れろ。」
「はいはーい」
アッサリ退いたアンナに
ホッとして画面を覗くと
「…はぁ。ロックかかってる…。
パスコードは?
時間ねぇの、俺」
苛つき頭を掻くと
「当ててみてよ?」
クスクス笑いを繰り返す
「無理だろ。教えろよ」
暑さで更に苛つく
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