第8章 その華の毒に蝶は甘く酔う

『我慢出来るの？』

「………クロじゃないから出来るし」

『猿尾さんだもんね（笑）』

イタズラに笑う姫凪に

「姫凪もエッチ好きでしょ？
クロにエッチにされたくせに」

意地悪な笑みを返す

『研磨のイケズ…それ言う……？』

「可愛い顔してクロの事話す
姫凪に妬いた、ごめんね？」

『研磨…』

姫凪は知ってる
おれが望む事

おれを大事に思ってくれてるから
言ってくれるんだ