第36章 華と蝶と満ちる月ー華蝶番外編ー

「サームラくんの鉄壁あるから
心配しなさんな
てゆっか明光くんの過保護
いい加減にしろよなァ！
ツッキーが拗ねんぞ！」

〈ウチの弟は頭も物分りも
良いから大丈夫なんだよ！
問題は東京に居る
性欲魔神のクロネコだと思って
朝から聞きたくもない
男の声を聞いてンだよ〉

その上ヒドイ言われよう

まぁ、明光クンの中では
俺はフリーになってるし
ナナへのチョッカイの
数々を考えれば
警戒するのも無理はない

ただ、今の俺は

「心配すんなって
ちびロリ巨乳より
美味いモンで俺は腹いっぱいよ？
だから安心してクダサイ」

どんなご馳走にも
目は向かないわけなんだけど。