白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第34章 ここで咲く意味を見出す笑み
こんな呑気な会話が
ほんの数分後に
大きな後悔に変わる
「姫凪ー?」
繋がったらしい電話の向こうに
大声で叫ぶ木兎さん
「大声怒られますよ」
「あれ?姫凪ーー?
姫凪?おーい?
大丈夫か?」
俺の声を無視して
さらに大きく話しかける木兎さん
「姫凪?明日ヒマか?
久々に遊ばねぇ?
たまにはコッチにも付き合え〜!
赤葦も溜まってる…じゃなくて
待ってるぞ〜
お前はスッキリかもしんねぇけどなー!」
語弊がある!!
いや、溜まってないと言えば嘘になるけど!